私が既卒で就職できた理由
既卒は厳しい?
私は一応就職氷河期世代生まれなんですが、
就職に苦労したバリバリの世代の夫と違って私は違う進路を選んだため、
私が就職できたときにはそこまで氷河期ではありませんでした。
ただ、私は既卒者扱いでした。
既卒とは、「すでに大学などを卒業していること。
また、新卒に対して、卒業して時間が経過していること。また、その者。 」
が定義です。
私は大学卒業後、アメリカで学びましたが、ついていけず、日本に帰りました。
学歴的には中退ですね。経歴的には立派な?既卒者です。
新卒カードは持っていない私、でも働かなくてはならない、さぁどうする?
ということで選んだのは、就職サポート会社で就職をあっせんしてもらうこと。
既卒者は変人?わがまま?自己分析ではなくて企業に合わせる
就職サポート会社で、サポーターの人に話を聞いてもらったり、
志望動機などの面接対策をしてもらったりしました。
また、ある講義で、目から鱗とまではいかないまでも、
のらりくらりと生きていた私の頭をガツンとやられた話があったので、紹介します。
- 既卒者は変わっている、自分のことしか考えていない。
- 自己分析は既卒はやってはいけない、企業に合わせるのが大事。
普通の人間ならば大学在学中にきちんと就職活動をして
大学卒業後すぐに就職する、とまず言われました。
また、採用担当者はあなたたちの親のような年齢の人たちが多いので、
自分の息子や娘だったらどうか、と応募してきた人の人柄を見る、とのことでした。
履歴書より面接のほうがはるかに大事なようです。
既卒者は親不孝とまではいかないまでも、いつまでも自立せず、
親のすねかじりに見えるようです。
自分のことしか考えていないように見えるため、
新卒に比べて採用しにくいらしいです。
なので、既卒になってしまったことを悔やんでいる、
だから頑張ろうと思う、くらいの姿勢を面接官に伝えるのが良いそうです。
私の他にも既卒の人がたくさんその講義に参加していて、
ある男性は親が病に倒れたため、既卒の状況を抜け出して就職したいと言っていました。
そういう理由も良いのでしょうね。
だから新卒の時によくやる自己分析も既卒は意味がない、
新卒カードはもうないのだから企業に合わせることが大事とも言われました。
自分がこの企業に合う合わないは既卒の場合は言ってはいけないのです。
面接から採用決定へ―私の場合―
確かにそうです。
私も今はなぜアメリカに行ったのだろうと後悔しているのですが、
あのときは若すぎてそのような選択を取ってしまいました。
特に私のようなアメリカに行く人間は相当変わり者だから企業は敬遠する、
とまで言われました。
留学経験者は、会社が合わないと言ってすぐ辞めてしまう人もいるから、と。
私は挫折したのもあって、特に留学を活かしたいとは考えてませんでした。
また費用は働いて親に返済することにしていました。
そうサポートの人に伝えると、それを面接で言ってみるといいんじゃないかな、と言われました。
実際の面接で、働いていなくて親に迷惑をかけているから、ちゃんと就職したいことを考えていると伝えました。
そして、採用してもらえました!
後で聞くところによると、やはり親に費用を返済すると言っていたことと、
面接で暗くならずに話が途切れないようにできていたことが功を奏したようです。
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